歯についての知識
梅ヶ丘1丁目歯科 堀籠(ホリゴメ)です。
歯についての知識を得ることはご自分の健康を守る為にも重要なことです。
今回は、「自分の歯で一生を過ごす」そのために必要なことをお伝えしようと思います。
「歯」って何本あるの?
皆さんはご自分の「歯」の本数を知っていますか?
乳歯(子供の歯)だと上下合わせて20本
永久歯(大人の歯)だと上下合わせて28〜32本になります。
歯には1本1本役割があり、1本でも失うと周囲の歯に負担をかけてしまうことも。
毎日、歯磨きをしているのに、歯が痛くなったり、虫歯になったりしますよね。歯は自然治癒することがないので歯科医院に行くと思うのですが、削ってしまった歯は二度と元に戻ることはありません。
何度も何度も削るうちに、歯は小さくなるだけでなくダメージも蓄積されます。最終的は抜歯ということも。治療したからといって、以前の健康な歯を取り戻すことはできないのです。
今は、入れ歯やブリッジ、インプラント治療などで、歯の形、大きさなど審美性に優れており、清潔感がある人口歯を手に入れることができるのですが、できれば自分の歯で一生を過ごしたいもの。今は治療のために歯医者へ行くのではなく、虫歯や歯周病にならないために行く「予防歯科」が一般的になっています。
二大口腔疾患とは
歯科の二大口腔疾患といえば「う蝕(虫歯)」と「歯周病」です。
虫歯などで歯が痛かったり、歯を失うと「食べる」という大きな楽しみを奪われてしまう場合があります。美味しく食べたいのに歯が痛くて食べれない、歯を失い噛む力が弱ったりして、食べる楽しみを奪われるのはストレスになりますよね。
さらに、歯周病は糖尿病、心臓血管疾患、低体重児出産など全身の健康にも大きな影響をもたらします。特に、歯周病と糖尿病は相互に悪い影響を与え合うといわれています。
二大口腔疾患を防ぎ、お口の中を健康に保って一生自分の歯で過ごす為に必要なことは何なのでしょうか。
自分の歯で一生を過ごすために
日本人は平均して一日2回の歯磨きをしているそうです。しかし、40代を過ぎた頃から歯周病になってしまう人が増加傾向にあります。なぜ、毎日歯磨きをしているのに虫歯になったり、歯周病になったりするのか。
それは、単純に「磨き残し」があるからです。実は歯ブラシ1本ですべての歯をケアすることは難しく、歯の表と裏、噛み合わせの部分を磨くことはできるのですが、歯と歯の間、奥歯などの細かい部分は磨き残しができやすい部分でもあります。
しっかり時間をかけて磨いても、歯ブラシ1本ではすべての汚れを落しきることができません。
では、どのようにケアすればいいのか。おすすめなのは、歯ブラシの後に歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助器具をプラスしたセルケアをすることです。
毎日、歯ブラシのあとしっかり時間をかけて、歯と歯の間、歯ブラシが届きにくい奥歯をケアしてあげましょう。回数は一日一回。夜の歯磨きのあと取り入れましょう。
予防歯科に行くことも大切です。「歯医者は虫歯になったら行くところ」ではなく、「歯が悪くなる前に定期的に行くところ」と考え、虫歯、歯周病、歯周ポケットのチェックから、フッ素塗布や歯石除去など、適切なブラッシング指導を行ってもらうメンテナンスが効果的です。
皆様がいつまでも自分の歯と過ごすことが出来るように。何かございましたらぜひ当院までご連絡ください。
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梅ヶ丘一丁目歯科 院長 堀籠眞一(ほりごめ まさかず)
経歴
松本歯科大学を卒業
医療法人社団 歯友会「赤羽歯科」
医療法人社団 友伸会「仙川町歯科クリニック」
両院併せて30年以上、歯科診療に携わる。大手の歯科医院勤めにより先進技術・先進医療を取得。
学会にて常に新しい治療方法を学んでいる
モットーは『自分の歯で一生を過ごす為の治療』慣れ親しんだ梅ヶ丘という地で開業し、皆様に愛される地域に根付いた歯科医院を目指しております。