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乳歯が生える前からケアしよう!赤ちゃんのお口のお手入れ方法とは

梅ヶ丘1丁目歯科 堀籠(ホリゴメ)です。

歯の生えてない赤ちゃんのお口のお手入れはどうしたらいいの?か気になりますよね。
乳児は歯も生えてないし、固形物も食べない。お手入れの必要はあるかなど、初めて子育てをするパパママは分からないこと、不安なことが多いと思います。

そこで今回は、乳児のお口のお手入れについてお話しします。

初めてのお口ケア

画像:shutterstock

赤ちゃんの初めてのお口ケアは、ガーゼ磨きがおすすめです。清潔で柔らかいガーゼを軽く濡らし、指にまいたら、お顔や頬、舌などお口周辺を綺麗に拭いてあげましょう。

ただ、赤ちゃんは、1日に1.5リットルものよだれをだします。このよだれが、赤ちゃんのお口の中を掃除してくれ虫歯を予防してくれるので、飲みすぎて嘔吐したり、舌の汚れなどが気になる場合だけでも構いません。

お口ケアというよりも、お口のお手入れの習慣づけという意味合いで、お口の中を触られるのは気持ちのいいことだと赤ちゃんに覚えてもらうことが大切。本格的な歯磨きがスムーズにできる準備期間だと捉えてください。

出生から生後6カ月頃

赤ちゃんが出す大量のよだれは、授乳後のミルクの残りなども綺麗に洗い流してくれます。授乳期の赤ちゃんの積極的なお口のお掃除はそれほど必須ではありません。

生後7カ月から1年頃

一般的に生後6ヶ月から8ヶ月で下の乳前歯が生え始めます。離乳食も生後6ヶ月前後と言われているので、それに合わせ様子を見ながら歯磨きをスタートさせましょう。

ただ、生後6ヶ月程度であれば、まだ唾液の量も多く自浄作用で十分お口を清潔に保てるので積極的に歯磨きをするというより、歯ブラシに慣れる習慣を身に付けさせてあげましょう。

上の前歯が生えてくる頃には、歯ブラシによる歯磨きが必要になってきます。この場合もゴシゴシ磨くようなことはせず、手早く磨き、1日1回の歯磨き習慣を身に付けさせましょう。

生後1歳から1歳半頃

平均的には、1歳くらいになると上下の前歯4本がそろってくると言われています。しかし、この時期になると、歯の生える間隔にも個人差が出てくるので、生えてなくても焦らず経過を見守りましょう。

歯磨きの注意点としては、上の前歯の歯と歯の間は虫歯になりやすいので気をつけてあげましょう。奥歯は噛む面に溝があり、食べカスや歯垢(プラーク)が溜まりやすいので綺麗に磨いてあげましょう。

また、哺乳瓶を口に咥えたまま眠る習慣のある子どもは1歳までにやめるようにしてください。哺乳瓶を口に咥えたままだと虫歯になりやすいので注意が必要です。

「歯ぐずり」をしたら!

歯の生え始めは歯茎がむずむずしてむず痒かったり、歯が生えてくる痛みがあり、不機嫌な日が続いたりする場合があります。

お口のお掃除も嫌がり、大きな声で泣いてしまいぐずり続けることを「歯ぐずり」といいます。
抱っこをしてあやしても何をしても泣き止まない場合は「歯ぐずり」の可能性があります。

このようなときのために、歯茎のムズ痒さや違和感を和らげるベビーグッズが販売されているので使用してみるものいいでしょう。

素材もエラストマー系やシリコン、天然ゴムなど柔らかいものから無塗装の木製品など硬めのものなど、素材からデザインまで豊富に販売されているので、赤ちゃんの気に入りそうなものを選んであげましょう。(※安全性を考慮したものを選びましょう)

ガーゼ磨きのポイントとコツ

ガーゼ磨きでは、歯だけではなくお口やお口周辺から、歯茎を触ってあげてください。お口は軽く拭き取ってあげ、歯茎は優しくマッサージ。歯茎が適度に刺激されることにより、歯ブラシにチェンジしたとき、毛束の刺激を受け入れやすくなります。

ガーゼ磨きのポイント

(1)遊びながら

お口の周り、お口の中を触られるのは気持ちいい、パパママと遊べて楽しいという感覚を覚えてもらえるようにしましょう。

(2)無理はしない

綺麗にしてあげたいの気持ちはわかりますが、赤ちゃんはよだれの自浄作用で十分お口を清潔に保てるので決して無理はしないようにしてください。嫌がったらやめるようにしましょう。

(3)お口の中を傷つけないように

お口の中に指を入れたときは力を入れ激しく触らないよう注意してください。デリケートな赤ちゃんの粘膜や歯茎が傷ついたり、嘔吐反射を促してしまう場合があります。

(4)ガーゼは使い捨て

使い捨てガーゼを使用しましょう。誤飲させてしまったり、繊維がお口の中に残ったりしないように指にしっかり巻き付けて使用してください。

虫歯はうつる

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には虫歯菌はいません。もちろん虫歯もありません。しかし、乳歯が虫歯になるケースは多く、原因の一つに、家族の誰かから赤ちゃんのお口の中に虫歯菌が感染する場合があります。

パパやママ、家族の誰かに虫歯はありませんか?キスをしたり、食べ物を口移しで与えたり、お箸に付着した唾液からでも赤ちゃんに虫歯は移ります。

もし、虫歯があるようでしたらしっかり治療して赤ちゃんに移さないよう気をつけましょう。

始めよう虫歯予防

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赤ちゃんがスムーズに歯磨きできるようになるためには、事前にお口の周辺やお口の中を触ってあげることがポイントです。

乳歯は虫歯になりやすく放置していると、その後の歯並びや噛み合わせに大きな影響を与えてしまいます。赤ちゃんの歯を守ってあげるためにも、日頃の歯磨き習慣が大切です。

早い時期から口内環境を整えることで将来健康な歯を維持できます。

乳歯が生えたら1歳までに梅ヶ丘1丁目で歯科検診を受けましょう。
赤ちゃんのお口ケアで不安なこと分からないことがあれば気軽にご相談ください。

【関連記事】赤ちゃんの虫歯予防!歯磨きデビューのコツやタイミングが知りたい

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梅ヶ丘一丁目歯科 院長 堀籠眞一(ほりごめ まさかず)
経歴
松本歯科大学を卒業
医療法人社団 歯友会「赤羽歯科」
医療法人社団 友伸会「仙川町歯科クリニック」
両院併せて30年以上、歯科診療に携わる。

大手の歯科医院勤めにより先進技術・先進医療を取得。
学会にて常に新しい治療方法を学んでいる
モットーは『自分の歯で一生を過ごす為の治療』

慣れ親しんだ梅ヶ丘という地で開業し、皆様に愛される地域に根付いた歯科医院を目指しております。

INFORMATION

梅ヶ丘一丁目歯科

住所

東京都世田谷区梅丘一丁目16番3号

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