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子どもの歯磨き【6歳から10歳】仕上げ磨きはいつまで必要なの?

仕上げ磨きはお子さんの磨き残しを防ぎ、歯茎、歯並びのチェック、子どもに正しい歯の磨き方を教えることがきるコミュニケーションの時間です。

しかし「仕上げ磨きって何歳まで必要なの?」と疑問に思いますよね。
今回は、そんな疑問にお答えしながら、仕上げ磨きのポイントもご説明します。

仕上げ磨きは10歳〜12歳まで!

 

小学生にもなると「一人で着替えができるようになった。」、「学校に行く準備を積極的にするようになった。」など、自分のことは自分でできるようになったという声を聞くことがあります。身の回りのことを自分でできるようになるのは成長の証。ご両親も喜ばしく思っていることでしょう。

そして、歯磨きも「小学生になったし一人でできるようになるのでは」と仕上げ磨きを卒業してしまうお子さんもいます。子どもも張り切って磨いてくれるのですが、6歳ですとまだまだ磨けてないことが多く、親御さんによる仕上げ磨きは必須です。

何歳まで仕上げ磨きが必要なのか?

仕上げ磨きを卒業できる年齢は、多くの歯医者さんが10〜12歳を推奨しています。理由としては、歯の形で磨き方を変える、どこが磨きにくく磨き残しができやすいかなどを把握でき、歯ブラシの使い方や力の入れ具合も上手にコントロールできる年齢だといわれています。

ひとり磨きに向けて

小学生になったらひとり磨き向け本格的に指導を始めましょう。

まずは、ひとり磨きに興味を持たせること。うまくできなくて当たり前という気持ちで、ひとり磨きをさせてあげましょう。

『自分で磨く・仕上げ磨きをする』この繰り返しで正しい歯ブラシの使い方、正しい歯磨きの仕方を学びます。もちろん、小学生以下でも問題ありません。小さなお子さんが興味を持ったら積極的にひとり磨きをさせましょう。

ただし、小さなお子さんの場合、子ども用の歯ブラシを使用すること。立って磨くのではなく座った状態、安定した体勢を取ること、必ず親御さんの目の届く場所で磨かせるようにしてください。

ひとり磨きの教え方

 

ひとり磨きの教え方が分からない場合は参考にしてください。

(1)右上から順番に

まずは、歯磨きの順番を教えてあげましょう。

『右上→ 上の前 → 左上 → 左下 → 下の前 → 右下』この順番で歯を磨きます。うまくできるようになったらステップアップ! ほっぺた側、内側、噛み合わせを加えていきましょう。

虫歯になりやすい、奥歯の噛み合わせ部分・前歯の裏側・歯と歯の間・歯と歯ぐきの境目などは「しっかり磨こうね」など声をかけ重点的に磨くよう心がけましょう。

(2)前歯を磨こう

前歯は上と下に分けて磨くよう教えてあげましょう。裏側は歯ブラシを縦にして、かかと部分が当たるように磨くよう声をかけてください。

(3)10回磨こう

子どもは、小刻みな磨き方がまだまだ苦手です。大雑把でも構わないので1本に対し『10回磨く』から初めましょう。

まずは、ひとり磨きに興味ち、歯磨きが気持ちいいと覚えてもらうことが大切です。『丁寧でなくていい』、『歯ブラシの角度など難しいことは後回しでいい』と考えてください。小さな子どもに「歯に対して歯ブラシの角度は45度」など言ってもできるはずもありません。

仕上げ磨き卒業に向け、徐々にステップアップしながら、歯磨きの基本姿勢、正しい歯ブラシの持ち方、基本の磨き方をマスターすることが大切です。

成長に合わせて補助器具も使おう

仕上げ磨き卒業に向け、もう一つ教えたいのがデンタルフロスや歯間ブラシなど補助器具の使い方です。

歯磨きの目的は、虫歯や歯周病の原因にもなる歯垢(プラーク)を落とすことです。歯ブラシのみの歯垢除去率は58%。歯ブラシにデンタルフロスを併用した場合の歯垢除去率は86%(※1)と、デンタルフロスなどの補助器具を使うことで歯垢(プラーク)の除去率は格段に上がります。

補助器具をお子さんに使用し始める目安は、歯と歯の間が狭くなってくる2歳頃からと言われています。小さな頃からデンタルフロス、歯間ブラシなどの補助器具に慣れ、歯磨きのあとは必ず補助器具を使用するよう教えてあげましょう。

補助器具を一人で使用できるまでには時間がかかると思いますが、虫歯や歯周病予防になるので、仕上げ磨きのあとは必ず補助器具を使用し習慣化させましょう。

仕上げ磨きのポイント

子どもの歯磨き【6歳から10歳】仕上げ磨きはいつまで必要なの?

画像: mapo_japan/shutterstock

大切な仕上げ磨き、磨き残しのないようポイントをしっかり抑えましょう。

(1)歯と歯茎の境目

歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目、歯と歯の間にあて、1本の歯を20回ほど磨くように心がけてください。軽い力で磨くように気をつけてください。歯ブラシの持ち方は軽い力で磨ける「ペングリップ」(鉛筆の持ち方)がおすすめす。

力を入れてしまうと歯ブラシの毛先が広がり、歯茎を傷つけてしまう可能性とお子さんが痛みで歯磨きが嫌いになってしまう原因になる場合があります。

(2)奥歯

虫歯になりやすい奥歯の外側や内側も小刻みに動かしながらしっかり磨いてください。

(3)前歯の裏側

歯ブラシを縦にして裏側を磨きましょう。

(4)抜けている歯の隣の歯

歯が抜けている場合、隣の歯の側面をしっかり磨くよう心がけてください。

(5)グラグラしている歯

グラグラしている歯も優しく磨いてあげましょう。このとき、歯ブラシを持っていない方の手でグラグラしている歯を押さえ磨くと痛みを軽減することができます。

グラグラしている歯は出血しやすいので注意してください。難しいと感じた場合は、歯科医師・歯科衛生士の指示を仰ぎましょう。

仕上げ磨きを卒業しても

ひとり磨きを卒業しても週に1〜2回は定期的なチェックが必要です。子どもは他に気をとられてしまうことも多々あり、歯磨きがおざなりになったり、鏡を見ずに磨いてしまう場合があります。

定期的に歯磨きチェックをして、できてないと思ったら一緒に歯磨きをしながら指導してあげましょう。また、仕上げ磨きが苦手、やり方がよく分からないという方は、親子で歯医者さんにブラッシング指導をしてもらいましょう。

【まとめ】ひとり磨きができるように

いかがでしたか? ひとり磨きはすぐにできるものではありません。日頃の仕上げ磨きでお子さんにひとり磨きができるよう根気よく教えていくことが大切です。

失った歯、削った歯を取り戻すことはできません。一生涯自分の歯で過ごすためにも幼少期からの歯磨きはとても重要になります。親子でスキンシップをとりながら気持ち良い歯磨きができるように取り組みましょう。

歯磨き指導なら梅ヶ丘一丁目歯科

小さな頃から歯医者に通い歯医者に慣れることはとても重要です。痛いところがなくても定期的に歯科検診、ブラッシングの指導を受に通いましょう。

「子供に正しい磨き方を教えるのが難しい……。」と正しい歯磨きの仕方、正しい仕上げ磨きの仕方に悩んでいる方、「子どもが歯磨きを嫌がって困っている」という方も気軽にご相談ください。

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※1:ライオン歯科衛生研究所
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梅ヶ丘一丁目歯科 院長 堀籠眞一(ほりごめ まさかず)
経歴
松本歯科大学を卒業
医療法人社団 歯友会「赤羽歯科」
医療法人社団 友伸会「仙川町歯科クリニック」
両院併せて30年以上、歯科診療に携わる。

大手の歯科医院勤めにより先進技術・先進医療を取得。
学会にて常に新しい治療方法を学んでいる
モットーは『自分の歯で一生を過ごす為の治療』

慣れ親しんだ梅ヶ丘という地で開業し、皆様に愛される地域に根付いた歯科医院を目指しております。

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梅ヶ丘一丁目歯科

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東京都世田谷区梅丘一丁目16番3号

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