梅ヶ丘1丁目歯科 堀籠(ホリゴメ)です。
土日のお休み、祭日、連休中や夜間に突然、歯が痛くなった経験はありませんか?
休み明けまで我慢するのは本当につらいですよね。
そこで、今回は突然襲ってきた歯痛の対処法と
休日でも診療している歯医者の探し方をお届けします。
目次
歯が痛くなった時の応急処置
(1)歯磨きをする
まずは、歯磨きをして歯垢(プラーク)や食べカスを丁寧に除去しましょう。
食べカスが虫歯を刺激し痛みを誘発する場合があるのでデンタルフロスや歯間ブラシも使い、歯と歯の間に詰まってしまった食べカスなどを取り除いてください。
歯茎が痛む場合も、同じように丁寧なブラッシングと補助器具を使いお口の中をお掃除しましょう。
歯と歯の間にある歯垢(プラーク)が炎症を引き起こす場合があります。
(2)塩水でのうがい
塩水うがいをしてみましょう。塩には殺菌・消毒効果、炎症を抑える効果もあります。
塩水うがいは、生理食塩水がおすすめです。
生理食塩水の作り方
1:キレイに水洗いしたペットボトルを用意します。
2:食塩4.5g(小さじ1杯)と水を容器の9割位(約500mL)まで入れます。
3:ふたをして、塩が溶けるまでよく振ります。
4:コップに適量を入れてうがいをしましょう。
イソジン・コンクールなど刺激の少ない薬でのうがいも歯茎の腫れや痛みに効果が期待できます。
(3)市販の痛み止めを飲む
バファリンやロキソニンなどの痛み止めを飲む場合、薬の効能に「歯痛」、「抜歯後の疼痛(痛み)」などが明記されているか、効き始めるまでの時間をチェックするようにしましょう。
鎮静剤にはさまざまな種類があります。症状にあった痛み止めを飲むようにしてください。
(4)冷やす
冷湿布や冷たく濡らしたタオルで頬の上から患部を冷やしましょう。稀に氷を口に含み患部を直接冷やす方がいますが、氷の冷たさが刺激になり痛みが増してしまう場合があります。
冷湿布や濡らしたタオルで頬側から冷やし神経を落ち着かせ痛みを和らげましょう。
痛みの種類別応急処置
(1)虫歯の場合
歯磨きをして汚れを落としましょう。塩水うがいをし、それでも痛みが続くようなら、市販されている痛み止めを飲むか、虫歯の塗り薬を直接、患部に塗ってください。正露丸を丸めて虫歯の穴に詰めるのも有効です。
薬を塗って一時的に痛みをとっても根本的な解決になりません。休日明け、歯医者を受診しましょう。
(2)親知らずの場合
親知らずの周囲は、歯茎と歯の間に汚れがたまりやすく炎症が起きやすい状態です。痛みが引いても炎症を繰り返す確率が高いので注意が必要です。
痛みに対しては、柔らかい歯ブラシ、デンタルフロス、細めの歯間ブラシなどで優しく汚れを除去し塩水うがいをして様子をみてください。痛みが治らない場合は痛み止めを服用しましょう。
(3)歯周病の場合
歯茎の腫れ、出血などがある場合もまずは歯磨きでお口の中をキレイにしましょう。硬いものを噛むと歯茎が刺激され痛みが強くなる場合があるので注意が必要です。
市販の痛み止めなどを飲み歯茎を安静に保ちましょう。
歯が痛いときにしてはいけないこと
(1)冷やしすぎない
冷湿布や濡らしたタオルで患部を冷やす対処法をお話ししましたが、冷やしすぎは厳禁です。
一時的に歯の神経の血流を抑えているだけなので、冷やしすぎると血行に障害を起こす可能性があり
その後の治療に支障をきたす場合があります。
(2)温めない
患部を温めると血行が良くなります。そうなると痛みが強くなる可能性があるので、温めないようにして下さい。入浴も湯船に浸かるのではなくシャワーなどで済ませるようにしましょう。
(3)飲酒・喫煙
アルコールで神経中枢が麻痺するので痛みを抑えることができるかもしれませんが、飲酒をすると血流がよくなり強い痛みを感じる場合があります。
タバコは刺激物が含まれており症状を悪化させるので控えましょう。
(4)痛み止めの乱用
痛みが引かないからといって、決められた以上の痛み止めを服用したり、何種類もの痛み止めを飲むのはやめましょう。用法・用量を守り痛み止めを使用してください。
(5)救急車を呼ばない
稀に歯痛で救急車を呼ぶ方がいます。事故や怪我で口の中が血だらけ、血が止まらない場合は別ですが、歯痛で救急車を呼ぶのはやめましょう。
救急医療機関の探し方
どうしても我慢できない痛みに襲われた場合、休日でも診療している歯医者があるので探してみましょう。
全国自治体リンク集:http://www.nsknet.or.jp/~ana/jiti/oita.htm
EPARKクリニック:全国の一般救急相談センター窓口一覧
#7119 救急相談センター:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kyuu-adv/soudan-center.htm
お口の健康を守る定期検診
歯の痛みは我慢できないものです。仕事や勉強に集中できないだけでなく、日常生活にも支障をきたしてしまいます。
痛みがでる前に歯医者での定期検診を数ヶ月に一度受診するのが理想です。
自分のお口の中の状態を正しく把握することができる他に、虫歯の早期発見・早期治療もでき、リスクを回避することができます。
定期的に歯医者へ通うとお口の中を健康に保つことできます。
一生、自分の歯で過ごすためにも定期検診はとても重要です。
最近、定期検診を受けてない、そろそろ行こうかなとお考えの方は
梅ヶ丘一丁目歯科へいつでも気軽にご来院ください。
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梅ヶ丘一丁目歯科 院長 堀籠眞一(ほりごめ まさかず)
経歴
松本歯科大学を卒業
医療法人社団 歯友会「赤羽歯科」
医療法人社団 友伸会「仙川町歯科クリニック」
両院併せて30年以上、歯科診療に携わる。大手の歯科医院勤めにより先進技術・先進医療を取得。
学会にて常に新しい治療方法を学んでいる
モットーは『自分の歯で一生を過ごす為の治療』慣れ親しんだ梅ヶ丘という地で開業し、皆様に愛される地域に根付いた歯科医院を目指しております。