梅ヶ丘1丁目歯科 堀籠(ホリゴメ)です。
毎晩、自宅での晩酌を楽しみにしているという人も多くいらっしゃると思います。
仕事終わり、お風呂上がりの一杯は格別ですね。
アルコールは、良くも悪くも身体にさまざまな影響を及ぼします。
今回は、お酒は虫歯の原因になるのか、飲酒後に気をつけたい3つのポイントをお届けします。
目次
お酒は飲み方で虫歯になりやすい!
アルコールは『飲み方・種類』に気をつけないと虫歯になりやすいといわれています。
アルコールそのものが原因で、虫歯になるリスクが高いのではなく『飲み方・種類』が原因になるのです。
例えば、ビールや日本酒、ワインなどの醸造酒、チューハイ、甘めのリキュールを使用したカクテルなどは『糖分』を含んでいるため、長時間飲み続けるとお口の中に糖分が留まり続け虫歯リスクを上げてしまいます。
ならば、ウィスキー、焼酎、ブランデー、ラム、ウォッカ、ジンなど糖質がほとんど含まれていないお酒なら大丈夫なのではないかと思われるのですが、お酒をささっと飲んで、はい! 終わり。とはならないですよね。
長時間ダラダラ飲む、おつまみを食べる方は多いと思います。これはお口の中が酸性になり虫歯リスクを上げる要因にもなります。
お酒を飲むと口が乾燥する!
お酒を飲んでいると口の中が乾燥している、ネバネバするなど感じたことがありませんか?
これは皆さんもご存知と思いますが、アルコールに利尿作用があることが関係しています。
飲酒で利尿作用が働き何度もトイレに立つと身体の水分量が不足していきます。そのため、ノドが乾き口腔内が乾燥状態になります。また飲みすぎると胃酸の逆流などによって、気持ちが悪くなり吐き気が起こります。これらの身体環境が歯や歯肉に大きな影響を与えます。(※1)
お酒を飲むとトイレに行きたくなる方は多いと思います。トイレに何度も行くことで身体の中から水分が抜けてしまい唾液が出にくくなるんですね。結果的に、保湿・保護作用、自浄作用、緩衝作用などの唾液の働きが弱まり虫歯リスクが上がってしまいます。
アルコール摂取時の注意点
飲酒時に虫歯リスクを上げないよう注意したいポイントを3つ説明するのでみていきましょう。
(1)ダラダラ飲みをしない
気の合う友人と、会社の同僚と笑ったり語りながら飲むお酒、ひとり1日の疲れを癒すお酒、夫婦二人で飲むお酒、お酒の席は楽しくついダラダラ飲んでしまう人も多いでしょう。
お酒を飲むときくらいゆっくり飲みたい気持ちも分かるのですが、ダラダラ飲みをしているとお口の中が酸性になり虫歯菌が活発に働きます。お口の中に留まった糖を分解し酸を作り出し歯を溶かしてしまいます。
お口の中は1日のうち何度も中性になったり、酸性になったりを繰り返しています。ダラダラ飲みをしている時間が長いということは、お口の中が酸性になっている時間も長いということです。
ダラダラ飲みはなるべく控え、飲酒時もトイレに立ったついでにうがいをする、ガムなどを噛み唾液の分泌を促してあげましょう。
(2)お酒だけでなく水分もとる
アルコールには利尿作用があり何度もトイレに行くと身体の中の水分が抜けきってしまうとお伝えしました。これは、口腔衛生の低下、唾液の量が減りお口の中が乾燥するだけでなく、脱水症状も引き起こしてしまいます。
お酒だけでなく、適度に水やお茶を飲む癖をつけましょう。お口の中がカラカラになる前に水やお茶を飲みながら脱水状態にならないよう気をつけてください。
(3)歯磨きをする
お酒を飲み終わった後は必ず歯磨きをしましょう。飲酒後はどうしても身体が脱水状態になりがちです。朝起きて口がカラカラ、喉が渇いたという経験はありませんか? これは唾液の分泌が少なくなっているから。気持ちよく寝ている間に虫歯菌が活発に働いているんですよ。
また、ワインを飲んだ後も注意が必要です。ワインは酸性度が強いため、歯を溶かす『酸蝕症』のリスクも高まってしまいます。飲酒後は歯磨きは必須と考えてください。
【まとめ】注意点に気をつけてお酒を楽しもう
いかがでしたか? お酒を飲み酔っ払って寝てしまうを繰り返すと将来的にトラブルになってしまう可能性が非常に高く、あとあと歯医者通いが終わらないということも……。
そうならないためにも『だらだら飲まない』、『水分を取りながらお酒を飲む』、『飲酒後は歯磨き必須』この3つの注意点を守りながらお酒を楽しんでください。
歯の検診やクリーニングは梅ヶ丘一丁目歯科へ
虫歯菌はプラーク(歯垢)が大好物です。ビール、ビールや日本酒、ワインなど糖分を含んだお酒を飲んだ後、歯磨きもうがいもせずに寝てしまうとプラーク(歯垢)に虫歯菌が繁殖し虫歯を作ってしまいます。
定期的に歯医者へ通い、検診やクリーニングをすることでより虫歯や歯周病を防ぐことができます。梅ヶ丘一丁目歯科では特殊な器具、薬剤を使い歯にこびりついたプラーク(歯垢)、歯石を徹底的に除去しキレイでツルツルな歯を蘇らせます。
定期的にメンテナンスに通えば、小さな虫歯も見過ごさず、最小限の治療で完治することも可能です。お口、歯、歯茎のお悩みや疑問・不安などを抱えていらっしゃる方は気軽にご相談ください。
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※1:e-ヘルスネット-アルコールと歯科疾患
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梅ヶ丘一丁目歯科 院長 堀籠眞一(ほりごめ まさかず)
経歴
松本歯科大学を卒業
医療法人社団 歯友会「赤羽歯科」
医療法人社団 友伸会「仙川町歯科クリニック」
両院併せて30年以上、歯科診療に携わる。大手の歯科医院勤めにより先進技術・先進医療を取得。
学会にて常に新しい治療方法を学んでいる
モットーは『自分の歯で一生を過ごす為の治療』慣れ親しんだ梅ヶ丘という地で開業し、皆様に愛される地域に根付いた歯科医院を目指しております。